引越し後の良くない癖

一人暮らしが長くなると、引越しをするまで家族と暮らしていたときにはやっていなかったようなことを 身につけてしまうことがある。 まず、玄関に入ったときに誰もいないとわかっていても「ただいま」と言ってしまう。 一人暮らしでは当然ながら帰ってきても誰も家にはいない。 ただ、なんとなく物寂しくてただいまと一人でつぶやいてしまい、 しまいには自分で「おかえり」と声色を変えて言ってしまっていることもある。

テレビが友達になってしまうのもよく聞くことで実際に私も一時期そういう時期があった。 とりあえず帰ってきたらテレビ、ご飯を食べるときもテレビ、寝る前もテレビ、 とりあえず一人で静かな空間にいると寂しくなってしまうという理由で、 なんとなくテレビをつけるといつのまにかテレビが友達になり、 テレビの中の声に反応してしまうものである。 服を脱ぎっぱなしにしてしまうという悪い癖も身についてしまった。 散らかしても責任を取るのは自分、というか自分が散らかすと不思議なもので、 人はなかなか散らかっているとは思えないように出来ているらしい。 少し怖いところで言うと周囲の物音に敏感になってしまう。

当然家に一人でいると家のなかなか物音がするはずはないのであるが、 風の加減や上下階の住人の騒音などが妙に気になって、 誰かうちに隠れているのではないかと不審がってしまうことがある。 これは行動というものではないが、やけにビニール袋が溜まる。 家族暮らしだとそんなに意識しなかったビニール袋が、 いつの間にか台所の戸棚一つを占領してしまうのは一人暮らしでは良くあることである。